「理念、使命から生まれる戦略」~全員参加型経営で強くて良い会社へ~

日創研広島経営研究会 3月例会

2017年3月23日(木

於:RCC文化センター7階

「理念、使命から生まれる戦略」~全員参加型経営で強くて良い会社へ~

講師:株式会社王宮 専務取締役 橋本明元氏

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3月例会では、橋本明元氏に、ご講演いただきました。橋本氏は現在、株式会社王宮 専務取締役を務められ、道頓堀ホテル・ブリッジホテルを経営されています。 集客に苦しむホテル業界をよそに、不利な立地、古い施設でありながらも一切の値引きを行わず、常時稼働率95%を超えるビジネスホテルとしての再建を果たされています。従業員に決裁権を持たせたり、フロントで4カ国語に対応するなど、業界の常識を打ち破り続けています。また、日本の文化「おもてなし」に触れられるイベントやパーティを毎日開催されており、ロビーには各国の利用客であふれかえっているとのことです。平成25年度「経済産業省おもてなし企業選」に選出、平成27年度「第1回日本サービス大賞 優秀賞」を受賞されています。

 

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従業員に決裁権を持たせる事、つまりは自由になる代わりに責任が発生します。トップダウンで決めたことは、文句とともにできなかった言い訳が出ますが、自分で決めたことはうまくいくよう努力します。どんなにめんどうくさい事でも自分で決めたことはめんどうくさくはならないのです。

 

業界の常識は、単なる足枷となり、小さなことにとらわれて大きく飛躍することを阻む、経営の非常識かもしれません。固定概念を打ち破り、お客様の為に良いと思うことはどんどん取り入れてみます。その代り値引きはしません。値引きは一生懸命働いているスタッフに対して失礼なことです。値引きに比べればサービスなど小さなこと、事実それによっての売り上げは落ちていません。

 

橋本氏のお客様へ、スタッフへ、会社への愛と尊敬は大きく、誰もがこのような会社にしたい、経営者になりたいと感じさせる講演会でした。

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