広島・広島西11月合同例会「これからの時代の業績アップと人財育成」


◎三位一体経営
とある新聞広告において「社長が考える『社長』の語釈」というテーマでいろいろな社長から寄稿があり、多くの人が「孤独」という言葉を多く上げられていました。例えば、頼りにしていた社員さんに去られる、各分野で多くの決断を迫られる…。人の上に立つ人間の当然の責務でありながら言葉には尽くせない辛さや苦しみを田舞講師自身も感じていらっしゃいます。
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しかしながら、社長だけが孤独なのでしょうか?責任の大小はあるかもしれませんが幹部社員さん、現場の社員さんも失敗をし、厳しく叱られる。あるいは自分の仕事に意味を感じられず、自分の存在価値を失い孤独に陥ってしまいます。
企業が成長・発展をするためには社長・幹部社員さん・現場の社員さんがお互いに支え合わなければならないのです。
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ではどうすれば、良いのでしょうか?それは、社長が「何のために経営をしているか?」と使命感を持ち、「○○年後にはこんな会社にしたい!」とビジョンを語ることです。ビジョンを語ることにより希望が生まれ孤独から解消されるのです。
社長が目覚めれば幹部も目覚め、そして現場の社員さんの目覚めに繋がり、お互いが支えあえる「ありがとう経営」の実践につながるのです。
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◎迷子の経営
子どもが迷子になる状況はどんな時でしょうか?それは、「行き先がわからない」「現在地がわからない」「目的地への行き方がわからない」からです。経営も同じで「ビジョン(行き先)が明確でない」「財務状況・現在の状況がわからない」「どのように行動(具体的方法)してよいのかわからない」場合、『迷子の経営』になってしまいます。
『迷子の経営』の対極にあるのは『理念経営』で、「ビジョン(行き先)が明確」「現在地・わが社の問題点が明確」「具体的な方法が明確」の状態です。
『理念経営』を実践するためには「何のために経営をしているのか?」の使命感を感じ、内的考察(理念)・活動的考察(利益の上げ方)が必要となります。その為にも「点々相連ねて線と成す、線々相並べて面と成す、面々相重ねて体と成す」の言葉のように地道にコツコツと学び続けなければならないのです。
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今回のご講演を拝聴させていただき「使命感」と「ビジョン」の大切さを痛感しました。自分自身の中で「ビジョン」を明確にし、社員さん達を孤独にさせない「希望を持って頂けるような企業にしたい!」と強く心に決心をいたしました。
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最後にご講演下さった田舞講師、そして準備から運営をして頂いたプロジェクトメンバーの方々に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
11月合同例会プロジェクトチーム 伊東 剛

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