広島西6月単独例会ご報告 「自ら動く社員の育成で会社を次のステージへ」


2014年6月21日(土) 講師/広島県立安芸南高校 教諭 (元観音高校サッカー部監督)  畑 喜美夫 氏にご講演頂きました。

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■畑 喜美夫 氏プロフィール
1997年に広島観音高校へ赴任。自ら考え行動する力を引き出す「選手主役のボトムアップ理論」を用い、2004年に初の全国大会出場に導き(ベスト16)、2005年には全国大会ベスト8、2006年には全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会で初出場・初優勝の全国制覇を果たした。
その後も数々のタイトルを獲り、全国大会も13度出場。現在は広島県立安芸南高校に赴任。
その功績とボトムアップによる育成法は、2013年(平成25年)、フジテレビ「とくダネ」・日本テレビ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「ニュースの深層」にて全国に放送された。

テーマ「自ら動く社員の育成で会社を次のステージへ」

サッカーでのボトムアップをどのように企業に落とし込めるかという観点での例会でした。
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畑  喜美夫  先生にボトムアップ理論の成功の秘訣を発表して頂きましたが、畑先生は、生徒達に、練習メニューから日頃の決め事、試合の選抜メンバーも全て任せておられます。
そんな中、なぜこのような(プロフィールをご参照下さい)輝かしい結果が出たのでしょうか。
先生は常に生徒達の現状の足りない部分を理解し、あえて生徒達に教えるのではなく、気付いてもらうように質問を投げかけたり、異なる競技のスポーツの観戦を勧めるなどして、自ら考え、行動する習慣性を身に付けられるよう導いておられます。
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サッカーを通じて人間力の向上をミッションに、ビジョンをチームの勝敗とされており、人間力の向上を常日頃行うことによって、試合に良い結果が出てきたとのことでした。

また、とても印象的だったのが、『結果が出ているサッカーのチームは、必ずロッカーが綺麗である』ということです。
ロッカールームを見ただけで、その日のチームの試合結果が予測できる監督もおられるそうで、これは、選手一人ひとりの心の状態を表しており、整理整頓が出来ていること、すなわち「心が整っていること=勝利」に繋がっていると確信しました。
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毎日整理整頓をすることによって、心を整え、結果を出す。これは、企業でも取り入れることができるのではないでしょうか。
清掃活動や整理整頓を毎朝企業にも取り入れることにより一日の新たな気持ちの切り替えと、日々の気付きを生む良い実践方法のように感じます。
これにより社員全体の心が整い、会社の勝利すなわち増収増益に繋がってくるのではないでしょうか?
今回の例会を通じて、私の中で数多くの気付きがありました。
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そして、ボトムアップ理論の素晴らしさを感じました。自分達で答えを発見していくこと、それに向かって行動すること、このこと全てが自分自身の成長に繋がっているのではないでしょうか。
企業ではトップダウン理論が一般的ですが、今回の講演会を通じてボトムアップ理論も選択肢として取り入れてみるのも新しい企業の形としてありだと感じました。
それには、明確なミッションとビジョンが必要であるということを改めて気付かせて頂きました。
会社経営もサッカーの練習も、軸の部分は同じであると感じました。非常に学びを深めることができた例会でした。
広島西経営研究会 拡大委員 山重 裕太

例会後の懇談会でも質疑応答が飛び交い、大変盛り上がりました
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