3月度広島単独例会報告「社風が変われば会社が変わる」

3月15日(金)19時より、「ゼロからの出発 若き経営者の挑戦~目指したのは社員の幸せ」と題して
株式会社ミクセル代表取締役、島幸司リーダーシップ委員会副委員長による
経営発表が、広島センターにて開催されました。

 

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島副委員長は、一昨年入会され、ご自身も社内にも積極的に研修を取り入れ、
業績を伸ばしている、広島経営研究会で注目されている若き経営者です。
この日のために何度も練習を重ね、例会前には多くの仲間から声をかけられながら、経営発表に挑まれました。

 

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当日は、広島西からもオブザーバーで参加いただき、70名を超える会員、
それからミクセルさんの社員さん4名も県内外から参加され、リラックスした暖かい雰囲気となりました。

 

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リーダーシップ委員会堀川委員による、ユーモア溢れる発表者紹介で
よい雰囲気の場となり、委員会全員で例会を盛り上げようという結束力の中、発表が始まりました。

 

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ミクセルさんは2008年に設立。
主たる業務を、理化学機器の販売、及び保守、ライフサイエンスに関する研究機材・試薬の販売とし、
広島本社を拠点に、東京・横浜に営業所を構え、
研究者の方々の夢を研究機材の販売を通じてサポートする企業として年々売上げを伸ばしています。

 

社名のMIXELL(ミクセル)とは、
研究者の皆様、メーカーの皆様、そして自社の三者の知識・経験を集め(Mix knowledge)、
細胞(Cell)のようにバイオテクノロジーの発展を願う人々が増えていくよう思いを込めた造語とのことで
SEO対策にも大いに役立っているそうです。

 

島副委員長ご自身、
肉体的にも精神的にも疲労困憊の中、働き続けなければならなかったという前職での体験を教訓に、
よい社風づくり、社員さんの幸せを創造できる会社づくりの過程を時系列に発表していただきました。

 

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同業他社と同じ商材を扱うBtoBビジネスにおける差別化は、
どの会社もに苦悩している点ですが、「人財の質・サービス」に着目し、

様々なピンチをチャンスに変えてきたエピソードは大変参考になりました。

 

ミクセルさんのもう一つの強みは、システムエンジニアを内製化している点です。
ITを活用した作業効率アップのための社内のオリジナルの仕組みはすばらしく、
ワンクリックで報告書ができるシステムや、PDCAが回せる仕組みづくりは
他の会員企業さんでも取り入れたい方が多いのではと感じました。

 

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また、エゴグラムを活用し、まずは自分を知り、
そして社員さんにどのように関わってあげたらよいかという事例も盛り込み
聴講者の表情がふと和むような
島副委員長の優しさが溢れる発表となりました。

 

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前職での苦悩、そして会社の倒産を経験されているからこそ、企業の永続の大切さに気づき、
さらに、ご自身の名前に込められた「幸せを司る」という意味にも触れ、
社員さんの幸せの創造が、島副委員長にとって使命であると言われた瞬間、会場全体が感動に包まれました。

 

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山田委員による後半の進行は、ミクセルさんの社員さんにもお一人ずつ光を当てる暖かい配慮が溢れ、
「社長を最後の上司にしたい」という社員さんからの言葉は、
島副委員長にとって最高のターゲットストロークをだったのではないでしょうか。

 

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質疑応答・アドバイスでは、発表を聴いて感じたられたことが
様々な切り口から行われました。

 

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特に、ビジョンについては、若き経営者であるがゆえに、
人が聞いたらビックリするようなビジョンを掲げ、
社員さんがワクワクする会社にという重道さんのアドバイスに皆、大いに共感しました。
この発表を聴いた人なら誰しも、島副委員長、そしてミクセルさんの今後の大躍進を予測できるだけに
絶対できる、応援したい、自分もがんばろうと感じたはずです。

 

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実重監事からは、理事会において
フォーマットに基づいて発表をするか否かで審議されたいきさつが述べられました。
結果的に、パワーポイントを用いた自由度のある発表はとても新鮮で分かりやすく、
時に笑いもありながらも、大変よい発表であったという監事講評で締めくくられました。

 

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懇談会は、ボクデン広島店で開催され、
店長である大下委員のホスピタリティのもと、和やかな雰囲気で学びの振り返りが行われました。

 

次回の4月例会は、4月22日(月)19時より、RCC文化センター7階にて
株式会社王宮 道頓堀ホテル 専務取締役橋本民元氏をお迎えし、
「徹底的に絞り込んだカテゴリー戦略から学ぶ!」と題して開催いたします。
皆様と共に学べることを楽しみにしております。

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