2016年4月20日   公開

株式会社キャピタルコーポレーション 代表取締役 村井由香

私たちの仕事は「食」を通して、わが社に関わる人全てに「安心」と「喜び」を与えていくことです。
人生の一瞬一瞬を、ワクワクできる瞬間を、ひとつでも多く創りだしていくことで皆さまの期待に答え、一人ひとりが輝く豊かな人生の実現を目指します。

Q : まずはどのような会社を経営されているか簡単に教えてください

株式会社キャピタルコーポレーションは広島市内で創業38年を迎える「炭焼雷」という飲食店を3店舗経営しております。会社の設立は昭和60年。小売業、機械設備業、宅地造成業、戸建分譲事業とその時代、時代で事業ドメインを変えてきました。弊社の中では飲食事業部はサブ事業部扱いでしたが、今から10年前先代の社長から私が事業承継した際に、各事業を整理し、飲食業をメイン事業とし会社を成長させることを決意しました。
「炭焼雷」は従来の焼とり屋のイメージを一新、明るく威勢がよく、細やかな気配りで女性のお客様にも「利用しやすい」と好評をいただいております。厳選された食材をその日に仕込み、備長炭で一気に焼きあげる職人技のパフォーマンスも評価をいただいております。女性目線の店作りをコンセプトに掲げている結果だと思っています。

Q : 入会のきっかけ、目的を教えてください

専業主婦から突然会社の経営を任され、非常に戸惑いの日々を送っていました。経営研究会を知ったころの私は経営者とは名ばかりで、先代の社長が亡くなり、社員とどう接していいのかわからず毎日が恐怖でした。会社をどうしていきたいのか、私自身がどうなりたいのかわからない、そんな状態だったのです。そんなときにオブザーバーで例会に参加しているうちに、先輩、同年代の方、あるいは年下の会員さんを見ながらおぼろげに、自分のなりたい女性経営者としての姿が見えてきました。自分のなりたい社長の姿、めざす姿を皆様方が体現されていたのです。だからこそ経営研究会に入会しました。その姿をめざして中期経営計画に取り組み、社員と向き合い、お客様に寄り添う、そんな経営をやっていこうと決意したのです。孤独だった私の背中を押し、学びの場を教えてくださったのは、経営研究会なのです。皆様方と出会わなければ、私は今、経営者としてここに立っていなかったかもしれません。

Q : 経営研究会に入会して良かったこと、また効果を実感したのはどんなことでしょうか。

入会してまだまだヒヨっ子な私は、先輩会員さんたちと席を同じくするだけで緊張してしまいますが・・・。皆様、創業の念い、経営理念を社員さんと共有されている。きちんと自社の未来ビジョンを掲げていらっしゃるのが参考になります。自分がどうしてこの仕事を使命とされているのか、語る言葉を持っていらっしゃることが他の勉強会とは違う印象です。いかなる時代の荒波にもまれようとも黒字経営をする覚悟、会社を存続させる覚悟をお持ちだと思います。その覚悟は、地道な学びの結果だとお姿を拝見しながら感じるのです。広島の経営者として最先端を走られる方々とご一緒に経営の学びを深める機会がある。それが経営研に所属する醍醐味ではないでしょうか。様々な経営者の方と出会い、その出会い、その方の経営戦略・戦術を教えていただくことで、私自身が何に気づき、何を自社に持ち帰ることができるのか。自社の発展はこの点にかかっているといつも思っています。
経営研に入会し、自社も大きく変わってきました。経営理念、経営計画書を社員と共有し、社員を巻き込みながら自社のビジョンを描いていく。社員の意識も変わってきましたし、その結果自己資本比率等の数値指標も大幅に改善されてきました。先日、広島市から平成27年度の中小企業診断優良企業表彰をいただきました。中小企業としての地域貢献の取り組みを認めていただいた結果だと思いますし、経営研究会での学びの過程の成果だと思います。

Q : 入会を検討されている経営者さんに一言お願いします

私のような元・専業主婦でも経営研に所属をさせていただいていると、大きく成長しているなと感じます。先輩が築き上げられてきた経営研究会のよさ、強み、存在意義に気づき、学んでいくと自分自身だけではなく会社、社員、自社に関わる方全員が大きく変わっていくと思います。そしてかつての孤独な私が救われたように、今どこかに経営や人間関係で悩んでいる方に、共に学び合い語り合う仲間を増やせる場が経営研にはありますとお伝えしたいです。出会いと気づきこそが私たちを成長させるのですよね。